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「責に任ずる者なし」 吉田松陰 幽囚録

 天下久しく治安に慣れ、朝野に苟且の論多く、群議或は戦を言ひ、或は和を言ふも、而も身を抜きんでて責に任ずる者なし。

 我が国は長い間平和に慣れ、国家全体にその場限りの意見が多い。人々の論議をみると、ある時には戦えといい、またある時は講和すべきだという。しかしながら、我が身を以てその責任を担おうとする者がない。


吉田松陰名語録―人間を磨く百三十の名言
 吉田松陰先生も、人間ですからボヤく時もあるんですね。安心しました。そうでなかったら、完璧すぎます。

 この「責」とは、攘夷か開国かの論議についてですね。黒船に乗り込んで行く勇気のある、吉田松陰先生になら、この「責」についてボヤいても良いでしょうね。黒船に乗れば、下手すれば殺されるか、奴隷にされる可能性だって有る。まぁ、開国交渉に来ているから、開国させる為のカードに使われるのが関の山か。しかし、危険を冒して、アメリカの進んだ文明を見たいと懇願したそうです。結果、松陰は罰として獄に繋がれます。この言葉は、獄に繋がれている最中、松下村塾を引き受ける前に書いている事です。

 当時の吉田松陰先生は、歯がゆくて仕方なかったのでしょうね。彼なら、いずれの方策にせよ、早い段階で決断し、生き残る道を示さないと手遅れになって、欧米列強に蹂躙される事は読めていたでしょうから。先が見える人は、こういう周囲の同時代の人には解らない悩みや歯がゆさを持つものです。だから、人材育成を急いだのもあるでしょう。いざとなれば、兵にうったえる準備の為、兵学に向く
高杉晋作や久坂玄瑞に兵法を教えた。其の兵法の使われ方は松陰先生の予期しない方向で発揮されるのですが・・・

 口先だけで、言った責任を取らない。それが多いのは現代も同じ。
前回のマニュフェスト実行度調査をして、どれだけ為されたか見たら、
この苦言通りなんてことになるかもしれません。
今回のマニュフェストも、どこかに記録しておいて、各党を採点する嫌みはしませんけど、
今も昔も変わらないということですね。

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genre : 学問・文化・芸術

tag : 吉田松陰 幽囚録 責任 政治 口先

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