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「己れを修め実を尽す」 吉田松陰 講孟箚記

 世間の毀誉は大抵其の実を得ざるものなり。然るに毀を懼れ誉れを求むるの心あらば、心を用ふる所皆外面にありて実事日に薄し。故に君子の努めは己を修め実を尽すにあり。

 世間が(人を)褒め、貶すことは、大抵(その人の)実態とは違うものである。それなのに、貶されることを恐れ、褒められたいとの気持ちがあれば、表面的なことばかりに心を遣うようになり、まごころを尽くして生きようとの気持ちは日に日に薄くなっていく。だから、心ある立派な人の努めは、自分の身を修め、まごころを尽くすことにある。


吉田松陰名語録―人間を磨く百三十の名言
 歴史人物学を調べていて面白い事は、梟雄・奸雄と呼ばれる人物でも、地元では崇拝されている事がある。最上義光などは好例である。親子を殺した人物であり、伊達政宗では悪役で描かれる。しかし、善政を敷いている為に、民は暮らしやすかった。権力者同士では都合が悪かったが、一般庶民にとっては害のない人物だった事になる。

 歴史は勝者が作り上げ、ある程度でっち上げる。歴史に詳しいタレントの美甘子様の「歴女 私の愛する戦国武将」で知ったのだが、石田三成は徳川時代に悪く思われていたが、石田三成を憎んではいけない。主君の為に義を心に持って行動したのだ。(徳川の)仇だからといって憎むのは誤りだ。君臣共によく心得るべし」。西郷隆盛はこの三成評に感銘を受けて記す「関ヶ原で東西は決戦し、三成は怒髪天を突き激闘した。だが勝負は時の運である。敗戦を責められるべきでない事は水戸藩の先哲(光圀)が公正に判断している」といった具合で、誠に人を観る目のある人が観れば、時代が経ようとも理解される時は来るものである。

 吉田松陰先生の仰有りたいことは、「自分を修めて、周りに振り回されるな。まごころを尽くし日々生きる事が、本当の意味で、生きる事なのだ。周りの評判などは当てにならない物ばかりだから、気にも留める必要は無い。」という事であろうか。

 これを誤ると、厚顔無恥となる。あくまで、身を修める事が大前提。其れにより、日々の美しい勤勉な態度が生まれてくる。安岡正篤先生の言葉を借りれば、「ロクデナシ」からは、小馬鹿にされたり、からかわれる事もあるだろう。それは、彼らには理解できないからだ。

 歴史に詳しいタレントの美甘子さんの著書より、坂本龍馬の名言を引用する。
「世の人は われをなんとも いはばいへ わがなすことは われのみぞしる」
この言葉、私も大好きである。何かしらの志を持って現代に生きている人であれば、
一度はこの言葉に救われた事はあるだろう。

 「己れを修め実を尽す」   なんとも奥が深い   

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tag : 人間学 吉田松陰 石田三成 水戸光圀 西郷隆盛 坂本龍馬 美甘子 講孟箚記

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