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「朝三暮四」 「中国の思想」老子・列子より 徳間文庫・奥平卓+大村益夫訳

 宋の国に、狙公という男が板。猿が好きでたくさん飼っていた。
猿の気持ちもよくわかるし、猿もまた狙公に懐いていた。
狙公は家族のくちかずまで減らして猿に食わせていたが、しだいに貧乏になってしまい、餌の栗を減らそうとした。
だが、猿どもが自分のいうことを聞かなくなってはと心配して、一計案じた。
「朝は三つ、夕方は四つずつだぞ」こういうと、猿どもはみな立ちあがって怒った。
「では、朝に四つ、夕方に三つならどうだ」
案の定、猿は皆喜んだ。      知恵のある者は知恵のない者をこの手でまるめこむ。
聖人が知恵で多くの愚人をまるめこむのも、狙公が知恵で猿をまるめこむのと同じだ。
実質は同じなのに喜ばせたり怒らせたりする。


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 古来から行われていることは同じなのだなと思う。
消費税の先延ばしをして選挙に勝とうとする状況下で、
何故、景気回復と雇用安定を選挙公約が出来るのか。
ならば、そもそも消費税を上げずとも、国家運営が出来るということではないか。

 狙公はまだ、猿の餌を減らす時のみに口先でごまかすから可愛いが、
政治家個人、政権毎、選挙前、選挙後、首相毎で、朝三暮四が行われる。
朝二暮五になったり、朝四暮三になったり・・・

 返しきれぬほどの負債を負った国家に、増税以外に道はあるのか。
景気回復と雇用安定を、日本国内だけで解決できる問題なのか。
(一政治家に世界経済を動かせるのか、公約として掲げる課題なのか)

 狙公と猿の関係は、民主国家である以上は逆である。
狙公(飼い主)を選ぶのが、我々猿である。それによって運命が変わる。
まぁ、別の見方をすれば、猿が税金を納めなくては、狙公の生活が成り立たなくなり、
猿たちも餌を得る手段を無くすとも言えるが。運命共同体である。

 逸話との違いは、話中の主人公が両者とも人間に変わっただけ    

   これは2000年以上前の話だ   
救われる道は、話中に出てくる猿が、狙公より賢くなる事だ。
狙公よりも賢くなったら、狙公を取り巻く環境(対外政策)をしっかりとしたものにする知恵もつけていかないと、
狙公の檻からは出られず、狙公の力が衰えた後、どこのだれに檻ごと盗まれるか分かったものでは無い。
既に檻の中でも優秀な猿は、狙公に愛想を尽かして、他の飼い主に尽くしている。(ただの逃げだが)

 今回は道家思想という事で、寓話じみた話になったが、
人が人たらんとするには、飼われる思想のままでは駄目だと言う事である。

theme : 哲学/倫理学
genre : 学問・文化・芸術

tag : 人間学 列子 道教 道家 朝三暮四 狙公 日本国家 国民

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