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武士たる者は 吉田松陰 吉田松陰一日一言より

敬うとは備えることである。
武士道ではこれを覚悟という。
『論語』に、「わが家の門を出て他人に接する時には、
高貴の客人を見る時のように敬しみなさい」という。
これが敬を説いている。
『呉子』に、「門を出た時から、敵を見るようにしなさい」という。
これは備えを説いている。
共に、覚悟のあり方である。
敬うことと備えることは怠るということの反対であり、
怠るとは、つまり油断である。
武士というものは、日常の起居動作において、常に覚悟をし、
油断のないようにするべきである、ということである。


吉田松陰一日一言―魂を鼓舞する感奮語録

「門(家)から外へ出る」
つまり、自分のテリトリー。
もしくは、自分以外の人間に対する時。
論語においては敬を心に備えて賓客に対する礼を持ち、
呉子においては誰が敵か解らないので軽快を怠るなと教えている。

吉田松陰がただの兵法家でなかったのは、
論語からも引用をしているところで、
日本男児が憧れる武士道の理想像は、この二つを兼ね備えた人格ではないだろうか。

備え方は、
「何が来ても自然体で受け入れて対処する明智を心から導き出す禅」
「徹底した洞察による、万全なる備えを整える鋭い知性を磨く」
といった、その人の特性ごとに方法はあると思う。

怠け者で、油断だらけの私には耳が痛い言葉である。
勝海舟と同じ寝学問といきたいのだが。(笑)
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theme : 文明・文化&思想
genre : 学問・文化・芸術

tag : 吉田松陰 武士道

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