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財用の足らざるを苦しむとも 西郷隆盛 日本名言辞典より

国家多端にして財用の足らざるを苦しむとも、租税の定制を確守し、
上を損じて下を虐げぬものなり。

租税を軽くして人民の生活を豊かにすることが、
国力を養成する最善の方法である。
だから、たとえ、国家の事情が内外ともに多端であって、
財政が不足していても、租税を重くしたりせず、
課税の定則を守り、むしろ、上位の政治家、役人、
又は、実業家などに損害を与えても、
下々の一般人民をしいたげたりしてはならぬ。
これが、善政の原則である


日本名言辞典

この非常時に、国民全体で被災地の為に財産から捻出することは尊い。

しかし、西郷隆盛が言うように、国家側が、
「国家多端にして財用の足らざるを苦しむとも、租税の定制を確守し、
上を損じて下を虐げぬものなり」という心がなければ、善政とは言えない。

「だから、たとえ、国家の事情が内外ともに多端であって、
財政が不足していても、租税を重くしたりせず、
課税の定則を守り、むしろ、上位の政治家、役人、
又は、実業家などに損害を与えても、
下々の一般人民をしいたげたりしてはならぬ。」

この注釈は、現在の日本に特に大切な言葉だと思う。
上位の政治家、役人、実業家のなかでも
己も痛みを課している人達が居るだろう。
だが、「己の力のみで財をなした」と勘違いをして、
「国民(顧客)がいるから財をなせた」という気持ちを忘れて、
「我のみ良ければ良し」とする人も居るかも知れない。
これは恥ずべき行為だ。

消費税を高めて、今回の被災の助成費用に充てる。
一見すると平等で、国民全体で助けることができるよう映る。
果たしてこれは善政か?

私は違うと思う。
財力の乏しい人間にとっての消費税8%と、
大金持ちの人間にとってのそれは、痛みが全く違う。

何故に高所得者・高収益企業への課税率を高めてから、
それでも不足した場合に、中・低所層への所得課税を高め、
それでも不足したら消費税の論議へ進まないのか…

何の努力も工夫もなく、お金を集める効果の高い方法である消費税にいってしまうのか。
今でも貧困層が増えているこの国で、消費税を高める事が何を意味するか。
これを考えれば、善政を布こうとする政治家であれば、反対する事だろう。
そうでなければ、「問題解決」と「政治」を同一視して勘違いしている。
問題解決できても国民が不幸になっては、「政治」としては0点なのである。
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theme : 東北地方太平洋沖地震~The 2011 off the Pacific coa~
genre : その他

tag : 西郷隆盛 租税 税金

comment

Secret

西郷さんの言葉は今も生きています。

こんにちは、言蔵です(^^)

西郷隆盛は、かつてこのような素晴らしい考えを
残されていたのですね。

瓠州さんがお話しされているように、
この言葉は、現代の政治家も大いに真摯に、
聞き耳を立てなくてはなりませんね。

復興税といった、議論がなされていますが、
瓠州さんが言われるように、
一歩間違えると、街が蘇っても、
人の意欲や勇気が死んでしまいます。
それでは何もなりませんよねー。

消費税にしてもそうです。
最も苦しい人々から、税金取ってどうするんですか。
そんな怒りすらも感じてしまいます。

本当の復興は、人の復興です。
心の立ち直りであったり、仕事であったり、学校であったり、
病院であったり、福祉であったり、家族であったり・・・

そのことを、最重要に考えていけば、
増税や被災地の負担を考えるのは、
まさしく本末転倒です。

私は、復興のためのお金を出すことに関しては、
日本人として当然だと思っています。
もちろん、正しい使い方があっての話ですが。
ですが、瓠州さんが言われるように、

「財力の乏しい人間にとっての消費税8%と、
 大金持ちの人間にとってのそれは、痛みが全く違う。」

この言葉にも全く同感です。
私流に言わせれば、

「被災地の全てを失った人間にとっての消費税8%と、
 無事だった大金持ちの人間にとってのそれは、痛みが全く違う。」

また、それに留まらない問題もありますよね。
消費が落ち込むことです。

ただでさえ、自粛ムード、風評被害で、
消費が落ち込んでいる今、
これ以上経済活動を封じ込めてどうするのか。

私はもう、自粛活動はやめるべきだと思います。
ドンドン東北のお酒を飲んでいただいて、
ドンドン東北の野菜を食べていただきたい。
(お魚に関してはもう少し、待っていてください(^^;)

そして、行事や観光をしていただきたい。
東北の素晴らしい畜産品を多くの方に買っていただきたい。

東北でも桜が満開です。
そして東北楽天イーグルスが今、首位を走っています。

このことに多くの被災地は感動と勇気をもらっています。
(私だけだったらすみません)

瓠州さんの力強い言葉は多くの人に伝わっていくと思います。

ありがとうございました。

Re: 西郷さんの言葉は今も生きています。

こんばんは、言蔵さん。^^
コメント有り難うございます!

> 瓠州さんがお話しされているように、
> この言葉は、現代の政治家も大いに真摯に、
> 聞き耳を立てなくてはなりませんね。

私もそう思います。
それから一つ分かった事があります。
政治は、司る人間の影響を著しく受けるものですが、
学問・文明が進んでも、それに従って人間の思想が進化してはいないことです。

西郷隆盛もそうですが、歴史に言葉を求めてみると、
今の政局と同じ様な状況があって、
その時代で名を残している政治家の言葉は、
現代の真逆をいっていることが多いです。

過去の素晴らしい政治家の言行を手本とせず、
方法論として正しい方法を推し進めるのは、
「手段に対する過信」だと思います。
それをしでかして失策した政治家は歴史に名を残さずに消えてきたのでしょう。

内村鑑三の代表的日本人の一節に、
「小人は己を利せんと欲し、君子は民を利せんと欲す。
己を利する者は私、民を利する者は公なり。
公なる者は栄え、私なる者は亡ぶ。 西郷隆盛」
というのがあると日本名言辞典にありました。

「亡ぶ」ということは、今の世の中にはその名は響いていない。
当時の勝者が名を残しているのです。
確かにそうです。
恥となるような人物の言行を、日本国民が好きこのんで遺したりはしません。
歴史の中で葬り去るでしょう。

> 消費税にしてもそうです。
> 最も苦しい人々から、税金取ってどうするんですか。
> そんな怒りすらも感じてしまいます。

言蔵さんの抱く怒りは「公憤」であり、正義の憤りです。
私も同じ心境です。
また、政治の力を利用して、公の物を私的に私腹を肥やすために利用する輩に対しても、
どうしようもない憤りが湧いてきます。
しかし、そうした勢力は「強い」です。
でも、私たちは彼らに勝てます。
彼らには「義」が無い。「義」が無いものは一時栄えたように見えても、
その名を地域や国で語り継がれる事はないでしょう。
なぜなら、人々が嫌う悪徳の行為をしているため、
「忘れたい記憶」と判断されるからです。

人間として、己を忘れ去られる事は不幸な事です。
この不幸を死後に味わうのです。

> 私はもう、自粛活動はやめるべきだと思います。
> ドンドン東北のお酒を飲んでいただいて、
> ドンドン東北の野菜を食べていただきたい。
> (お魚に関してはもう少し、待っていてください(^^;)
>
> そして、行事や観光をしていただきたい。
> 東北の素晴らしい畜産品を多くの方に買っていただきたい。

私も協力させていただきたいです!
東北の野菜の値割れは酷い。
昨日茨城のチンゲンサイが二つ入りで37円でした。ほうれん草は100円。
(もちろん購入しましたが^^)
東北の主力産業である農業と畜産は、東北の経済を回していく上では不可欠。
その活性化を行わなければ、以前と同じように雇用を生めませんし、
日本全体の産業の形としても奇形化してしまします。
応援しております!!

> 東北でも桜が満開です。
> そして東北楽天イーグルスが今、首位を走っています。
>
> このことに多くの被災地は感動と勇気をもらっています。
> (私だけだったらすみません)

言蔵さんだけではないはずです。
多くの野球少年達も心に熱いものを感じているはずです。

> 瓠州さんの力強い言葉は多くの人に伝わっていくと思います。

西郷さんの号と同じ「洲」の字を、細井平洲先生から頂いているので、
兄弟子(?)の想いを蘇らせたかったのです。

いつもコメント有り難うございます。
更新回数が減り、言蔵さんのブログを拝見しておりますが
コメントを書く事が出来ず申し訳ございません。
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