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流れの上手(かみて)に立つのが良策 劉基 永井義男編訳 百戦奇略より

敵と川や湖などの水上で戦う時には、必ず自軍の船を風上、あるいは上流に位置させねばならない。
風上に位置すれば、風の勢いを利用して敵の艦船に火を放ち、
上流に位置すれば、水の流を利用して自軍の船に突入させ、
勝利を得ることができる。
兵法に言う、「戦おうとする時には、川の下流にいて上流からの敵に当たってはならない」と。


百戦奇略―中国兵法の真髄 (学研M文庫)

「風上に位置すれば、風の勢いを利用して敵の艦船に火を放ち、
上流に位置すれば、水の流を利用して自軍の船に突入させ」

先日の災害時に言う「風上・上流」となるのは「海上」であろう。
ある地点に向けて力が進む方角に対し「受ける側ではなく進む側」に自分が位置すること。
こう考えると、海上がそこなのである。

かといって、地震が起こるたびに海沿いの人が海上に逃げることなどできるはずもない。

「高い堤防を作って波の力を受け止めて勢いを殺す方法」は「風下にいて敵の侵入を食い止める方法」である。
これでいくと、予想以上の力ががった際には、その陣は突き崩される。

では、「自分たちのいる地点」を「風上・上流」にしてしまう転換をはかるにはどうするべきか。
車で逃げるよりは、頑丈なボートを地区ごとに準備し、避難する人間に救命胴衣を着せ、
勢いの弱い第一波の波に乗り行き着くところまで内陸に流されて、
その津波の限界点に達し弱まった時にアンカーで引き戻しから逃れて内陸の高台に逃げる。

第一波が引いて、間もなく強力な第二波が来て逃げるチャンスを失うかもしれない。
その場合は、船上で流れの状況を見て助かるためのタイミングをはかる。
仮に、走って高台に逃れている最中に波に飲まれるかもしれない。
しかし、救命胴衣を身につけていれば、生存率はぐっとあがる。
波に沈み込んでも、浮きの力で浮上する確率が高まるし、浮かんでいれば上空からの救助で格段にみつかりやすい。
何しろ泳いで海上に漂うより体力の消耗が断然少ない。

陸上で救命胴衣とボートを備えるなんて、丘の上でサーフィンの格好をするように場違いだが、
「波が来るから防波堤で守る」という「失敗した正攻法」を真逆に捉えて、
「波が来るから、波の行きたい方向に身を任せ、力が弱まった瞬間に振り切って距離を広げる」という
守りつつも敵を利用する腹案がある方が生き残る可能性は広がるような気がする。
小さな津波には正攻法の堤防で十分なのだから、正攻法の失敗した際に、
波の力が強まるほど安全な内陸へ進むことができる逃走策もあってもいいのではないかと考えたのだ。

ただ、こんな机上の空論である。
街中を流される間に瓦礫に道を塞がれ転覆する恐れもあるし、
建築物に正面衝突して波に投げ出されるかもしれないし、
瓦礫にボートを貫かれ沈没するかもしれない。
このボート自体も様々な工夫が必要になるだろう。

この方法は稚拙で、瓠洲がお馬鹿な空想を繰り広げていると笑っていただいても仕方ない。

でも、この節で言いたかったことは、
自然の力と向き合うときは、正攻法の堤防(力対力)で備える方法と、
むしろ自然の力を逆利用して助かる方法の両方を考えても良いのではないかという意見を述べたかった。

子どもっぽい発想しかできなくて読者の方には申し訳ない・・・。(汗)
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genre : その他

tag : 百戦奇略 劉基 兵法 力を逆利用する

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