スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

十七条憲法 第十六条の解 安岡正篤 人生の大則より

「民を使うに時を以てす」というのは古の良い法則である。
人民を公役に使うに際しては、特に時季ということをよく考えねばならない。
冬の間は、いったいに農業も暇であるから、人民を賦役に使う場合は、
なるべくこの間を利用して、人民に迷惑をかけないようにせよ。
春から秋までは農蚕業の多忙な時である。
人民を使役してはならない。
もし人民が農耕にいそしまなかったならば、国民は何を食って生きるか。
また養蚕をしなかったならば、何を着てゆけるであろうか。

人生の大則―人間学講話

「もし人民が農耕にいそしまなかったならば、国民は何を食って生きるか。
また養蚕をしなかったならば、何を着てゆけるであろうか。」

この部分を見落とす統治者は、内政をガタガタにして、
多くの餓死者を出して、路頭に迷う者や孤児を作り出す。

政治の基本には、矢張り「思いやり」が必要なのだ。
搾取する発想では、個人の小さな欲を満足させることはできても、
国を豊かに繁栄させることは出来ない。

現代には賦役・兵役は無い。
その代わりに税を納める義務は存在する。
ただ、国民の中に喰えなくなっている状況置かれた人間が増えているのにも関わらず、
その辺りを考慮に入れず案配の悪い税金を課したり、無駄な事業に税金を使っていては、
悪い状態では無いだろうか。

昔流に言えば「農耕をする者に鍬や鋤与え、養蚕を推進する為に桑の苗を民に配る」事が、
現在に必要なことではないだろうか。
そうせねば、治めるべき税金(賦役)にこたえることはできまい。

国民が豊かに暮らす為に必要なのは、鍬や鋤、蚕や桑では収まらなくなってきた。
国家として、次世代に必要な技術の事業振興と、その必要な人材育成に必要な教育の整備、
その前提として他国に劣らぬ国家戦略を持っている事が前提である。

企業としても、国内競争のみに留まらず、世界的に勝負の出来る合弁事業を推し進めるべきである。
例えば、クラウドコンピューティングで出遅れている日本は、GoogleやAppleと勝負する為に、
富士通・NEC・IIJ・日立製作所・ソフトバンクテレコムが別々に開発を進めるのではなく、
日本国の統一規格を作るくらいの発想をしないと、液晶テレビのシェアや利益率で
日本の企業を全て併せた合計とサムスン1社のそれに敵わないような愚を犯すことになる。

日本の弱点であるレアアースが不可欠な精密機器を、それに代わる豊富な素材によって代替させたり
全く新しい発想で動く機械を開発した方が、長い目で見て日本にとって有利な製品を作れるだけでなく、
外交的にも弱みを握られにくい。

雑談はこれ位にして、本質は飛鳥時代から何ら変化していない。
関連記事

theme : 文明・文化&思想
genre : 学問・文化・芸術

tag : 安岡正篤 十七条憲法 聖徳太子

comment

Secret

国内で争っていてはいかんぜよ

こんにちは。言蔵です^^)

坂本竜馬が言うように、
日本が世界と戦うために、
国内で争っていてはいかんぜよ。

ということかもしれませんね。

政府、企業、国民が一つとなって事を成し遂げようとした時、
とんでもない成果が生み出されるかもしれませんね。

ちなみに、日本の歴代の政府は国にとってもっとも大切な
「農業」を政治家の売名、野望のために食い物にしてきました。
そのつけが回ってきて、現在のひどい状況が生まれています。
こんなことを政府がしていては、他国と競争する国力を生み出していく以前の問題のようにも思うのですが。
ちょっと、視点がずれたかな^^;

ブログの応援していきます!
またお邪魔します。

開発費

>言蔵さん

お!龍馬ですね?!
お世話になっております。

>政府、企業、国民が一つとなって事を成し遂げようとした時、
>とんでもない成果が生み出されるかもしれませんね。

他の国は、国家戦略に向かって国民が育っていく構造があります。
日本も無くはないですが、時代に合っていないというか、
将来を想像していないというか…

インドが「英語と数学」でIT時代の人材の宝庫となった様に、
日本は子供達を将来の産業に沿った教育をしていくことが必要なのではないでしょうか。


>ちなみに、日本の歴代の政府は国にとってもっとも大切な
>「農業」を政治家の売名、野望のために食い物にしてきました。
>そのつけが回ってきて、現在のひどい状況が生まれています。
>こんなことを政府がしていては、他国と競争する国力を生み出していく以前の問題のようにも思うのですが。

畑は、自然の恵みだけではなく「票」も生んでくれたのでしょうね。
また、その農業従事者を裏切る形になってしまった。
その始末もつけようとしていませんでしょうし。
未来の歴史の教科書には「後回し政治」という表現で揶揄されそうですね。

いつも有り難うございます!

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

カテゴリー
荒野の一匹羊の会
心は狼にまではなれないけど 一人雄々しく高野に佇む一匹羊の魂。 決して群れに留まることを良しとせず 己の未来を見据える。 そんなクリエィター魂を持つ人間の異業種交流会。

ブログランキング
関連するブログを検索できるランキング参加中です。

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 儒教・儒学へ
 

最新コメント
縁尋機妙 多逢聖因
此のサイトが誰向けサイトなのか識別不可能なリンク集ですが、みんな私の琴線に触れたサイトです。闇サイトは一切御座いませんので安心してクリックして下さい。(笑)
タグランキング30
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。