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十七条憲法 第四条の解 安岡正篤 人生の大則より

諸役人は、礼を根本にせよ。
元来人民を治める本は、必ず礼にある。
もし上、為政者が、礼を重んじなかったならば、
下、人民もこれにならって、社会の秩序が保たれないであろう。
人民の間に礼がなかったならば、必ず罪悪が行われるに相違ない。
それであるから君臣の間に礼が正しく行われておれば、
官位の順序も乱れず、したがって官紀も正しく維持されるであろうし、
また人民の間に礼が行われておれば、国家は自然に治まるのである。


人生の大則―人間学講話

上に立てる人間は、どうしても限られてしまう。
その限られる理由が、礼を正せる人間であるのなら良いが、
実力があるというだけで、礼を重んじない人間であれば最悪だ。
現代は、社長になる事が、ある程度誰でも目指す事が出来る。
なので、「上」の量産となり、個々のレベルが落ちてきているかもしれない。

ましてや、2代目3代目となって、志や思想を正しく受け継げなかったり、
己の都合の良いように解釈して、先代が絶対行わなかったような所行をし、
そこで働く人間を苦しめている事もある。

トップが礼を重んじなければ、中間管理職が賄賂や口利きに走っても別に変ではないし、
末端がその事を悪口で言っていても不思議はない。
原因はあるのだから。

自分は頂点に立った事がないので、頂点の事は書けない。
ただ、中間については書ける。

よく、上のご機嫌を伺うのに気を遣う人間が居る。
それだけなら、まだ害が少ないのだが、部下の活躍を妬んだり、
否定的な態度を取る場合は、上が礼を重んじていないのが本だろうが要注意人物だ。

「部下や自分が仕事をし易くする為に」と「我が身可愛さ」では、
同じゴマすりでも全く意味合いが違ってくる。
もし、あなたに力があるのなら、その中間を凌ぐアピールをして、
早くに追い抜いてしまった方が良い。
上の見る目が無く、あなたの実績よりも、中間の虚偽の報告だけを信じるなら、
それは暗君なので諦めて他をあたるか、部下の信頼を集めて下克上するのも良いかも知れない。
ただ、下克上できるほど正常に機能している組織に、そもそもこうした問題は起こりにくい。

礼は「規則」「礼節」と訳せると思うが、
私流に広い意味で言い直すとすれば、
「その立場として常識的に行うべき事を、
怠惰や慣れで怠ることなく、正しく行っていくこと」ではないかと思う。
案外、それをおろそかにしている事が多い。
慣れとは恐い。
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