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閑静なところで見れば 菜根譚より

心静かに、人間世界の色々な事例を見ると、
殷代の名宰相であった伊尹や周代の賢臣であった太公望呂尚の秀でた功績も、
主君である殷の紂王を伐った周の武王のところから逃れて首陽山で
わらびを食べて餓死した伯夷・叔斉兄弟の節操も、
広く果てしない海上に浮かんだ泡のようなものになってしまわないものはない。

ゆったりとした心境で、一切の事物の実情をあれやこれやと良く見ると、
木や石の一部に欠けたところがあったり、鹿や豚が愚かであったりするのも、
それらはすべてわが心の真実の姿であることが分かる。


清朝本全訳 菜根譚

この文章にあるような虚無感が、菜根譚の癒しの秘訣のような気がする。
なんだか物悲しいような気持ちにさせられる文章。
読み手の持つ変なアグレッシヴさを取り去ってくれる。

この文章に出る、「心静かに」「ゆったりとした心境」という境地に至れば、
冷静に、そのあるがままに、姿を自分の心に映すことができる。
脚色のない、主観のない、そのままの姿を。

この視点は或る意味で冷徹とも言えよう。
だから、偏りすぎてもいけない。
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