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行動の自由を奪う 中島悟史 曹操注解 孫子の兵法より

 逆に、後から遅れて決戦地に走り込んでくる場合、
長距離を強行軍で猛進してきた軍隊は疲労を重ねることになる。
 したがって、兵法をうまく展開運用する指導者は、
決して戦いの主導権を敵將に奪われることはない。
わざとだまされたフリをすることはあっても、
本当にだまされることはないのである。
 こちらが待ち構えている有利な地点に敵軍を誘い出すことができるのは、
敵にとって大小の利益があると見せかけるからである。

曹操 敵が無視できないような利益をぶらさげて、それに飛びつかせるのだ。


曹操注解「孫子の兵法」

有利な利益ばかりが敵を誘導する手段ではない。
「其処に行かざるを得ない状況」を作り出せばよいのだ。

戦国時代の武将・真田昌幸は、敵の軍勢が城を攻めてきた後に追い返したのだが、
その際、町の道に柵を張り巡らし、来た道をそのまま後退できないように仕向け、
全ての敵が千曲川という川へ逃げざるを得ない様に仕向け(誘導もした)、
敵兵が対岸の先に布陣している本軍との合流を試みる為に
川を渡り始めたところへ上流の堰を切り、増水し勢いを増した川へ敵を飲み込ませ、
対岸へ渡れずに立ち往生している敵を次々川へ叩き込んだ。
敵本隊との分断の役割も川がしてくれたのだ。

敵の進路の自由を封じ込め、元来た道だけしか戻れないようにすれば、
敵の帰路に罠を仕掛けることで成功率が可成り増す。

敵がどれほど気を付けても、
こちらを攻めようとする意志がある限りは、
その「攻めなくては始まらない」という考えに付け入る隙があるのだ。

こういう時に、「攻めてはいけない」と、あっさりと後退できる将は名将である。
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tag : 行動の自由を奪う 中島悟史 曹操注解 孫子の兵法

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