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死生観(一)(二) 佐藤一斎 言志四録より

生とは死の始めであり、死とは生の終わりである。
生まれるということが無ければ死ぬということも無いし、
また、死ぬということが無ければ生まれるということも無い。
生はもちろん生であるが、死もまた生(生の終わりであり生の始まりであるから)
なのである。
『易経』に「生生して止まないことを易という」とあるのは、このことなのである。

だいたい、世の中の人々は、過去の少壮時代事を忘れてしまって、
将来の老・死について考えている。
人情として総てそうでないものはない。
すなわち、これは仏教徒が仏教によって人々を誘い寄せる原因がここにあるといえる。
わが儒教では、『易経』に「生前はどうであったか、死後はどうなっていくものかと、
原(たず)ねかえりみると、死生の理を知ることができる」とある。
なんと簡単明瞭なことではないか。


座右版 言志四録
生も死も一つの現象として捉える事が出来、どちらも能動的な事である。
死は消極的な事ではない。

生きたから死ぬのであり、生きなければ死なない。
でも生きているのだから、死ぬのは当然で、
死のことを考えるよりは「現在」を大切にして、
いつの間にか死んでいたという方が幸せかも知れない。

ただ、そう簡単に言えてしまうのは、自分が病で苦痛を伴う様な状態でないからかもしれない。
癌を患って、モルヒネで痛みを紛らわせて、一日一日を生きている状態の方に、
「現在」を大切にしてという言葉は虚しい。
早く楽になりたい人も居るからだ。

よりよい前向きな死。高尚な諦めのついた死の願望。
こうした価値観があっても良いと思う。

生を続けるべきか、死を求めるべきか。
それぞれの人間の立位置や環境によって、答えは違うと思う。

「生きなくてはならない」とか、
「死んだ方がまし」とか、
死生観は他者から押しつけられる様な筋合いの物ではない。

死後の世界を考える事も、死生観同様で様々であって良いと思う。
あの世があると信じて善行を積み心安らかに生きて死ねば良いし、
人間の一生は生きている間だけと信じて、生きている内に懸命に何かを為そうとする姿勢、
どちらも素晴らしいではないか。

されど、どちらの価値観であっても「なげやり」は善くない。
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theme : 文明・文化&思想
genre : 学問・文化・芸術

tag : 死生観 佐藤一斎 言志四録 人間学

comment

Secret

No title

とりあえず、あたしはアノ世や地獄があるかも知れないので、ないと思って好き勝手なことをして、実はあったりしたら困るから善行を積むまではしないけど、あまり悪いことはしない。
神様や仏様もいるかもしれないから粗末にしない――というスタンスです。

ちなみに
悪霊や怨霊は……あたしは彼らに対して悪いことはしていない。
先祖の霊に恨まれたりは……あたしの先祖は悪戯はしても子孫を恨んだりするような人たちじゃない!
……って感じだったりする、何でも良いようにしか考えない幸せ者です。

死後の世界

自分は、自分が死んだらあの世へ行くか保証できる訳ではないですが、
ご先祖の御霊や、神仏というか人知を越えた物の存在があるかもしれないので、
その事象への感謝の気持ちは意識する様にしています。
死んでみなくては分からないですからね。

> ちなみに
> 悪霊や怨霊は……あたしは彼らに対して悪いことはしていない。
> 先祖の霊に恨まれたりは……あたしの先祖は悪戯はしても子孫を恨んだりするような人たちじゃない!
> ……って感じだったりする、何でも良いようにしか考えない幸せ者です。

そういう気持ちで居る方が、仮に悪霊や怨霊が居ても、近づきづらいですし、
ご先祖様も悪いことをしてこなかったから、自身がそう思うのかも知れません。^^

心霊体験というのをしてみない事には、
「ありそう」という気持ちから、「ある」というステージには中々いけないですよね。

生きている人間には霊の存在や神仏の存在は
チャンネルが違うので見れないという説がありますし。
霊でも格によっては、神仏の存在は認識できないとも言われて居ます。
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