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「古人も功成り名遂げ・・・」 上杉謙信 上杉家文書より

古人も功成り名遂げ身退くと承り及び候の間、拙身も、此語を受け、遠国を罷越すべき心中、義定に候。

   いまや、領国越後も豊饒で、心配ないし、古人も、功なりて、名とげ、身しりぞくと、いっているから、この辺りで、退身して、沙門に入り、遠国へ巡礼に出たい   

東西名言辞典 (1969年)
 これは謙信公が二七歳で、隠遁したい気持ちになっていた時の言葉らしい。
毘沙門天の信仰だけに身を捧げて生きていきたいと考える様になり、他の国々も巡礼してみたかった。
巡礼というところは謙信公らしいが、普通の若者が世知辛い世界に生きていれば、そんな事も考えるであろう。

 武田信玄公の様なタイプの人物なら、「さぁ、これからだ」と思うだろうが、謙信公である。そこは全く違う。
二七歳当時の武田信玄公は、信濃の上田原を手中にと真田幸隆等の調略で、次々信濃の城を落としている最中であった。
しかし、翌年の上田原の合戦で手痛い目に遭い、大切な家臣を多く亡くす。支配欲が知謀にまさってしまった為と思われる。

 越後の龍・甲斐の虎と呼ばれる二人だが、同じ年齢で真逆の発想をしているのが興味深い。

 結局、謙信公は彼の彼の考えが世に広まり、再び越後が内乱の空気で満ち始めて、それどころではなくなってしまった。
その為、越後の龍に戻ることとなった。

 意外と私は、こういった謙信公の方が好きである。染まっていないというか、非常に理解しやすい心境である。
周囲の状況、そして何よりも信仰の対象である毘沙門天が、謙信公に「隠遁の生活はまだ早い」と、彼の才能を十分に活かせる戦場へ引き出した様にも見える。「戦国の世が治まるまでは、我が神通力を以て、民を救え」と。

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theme : 戦国時代
genre : 学問・文化・芸術

tag : 上杉謙信 隠遁 沙門に入る 遠国へ巡礼を希望 古人も功成り名遂げ身退くと承り及び候の間、拙身も、

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