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古学を疎かにしてはいけない

 よく、最近では、近代科学的理論に基づいた学問がよく発達し、古学を学ぶことがおそろかになっている。
それは、古学を教えられる人物が減ってしまったこと。それから、古学を教える者に偽物が増えてしまったことが一因でもある。それから、近代学問は、生活する為に即効性のある物が多く、それにすがりがちになるのである。

 しかし、人間は生きて100年。その100年だけの事を考えるなら、近代学問だけ学んでいけば事足りるかも知れない。しかし、つい100年前まで学び継がれた古学が途絶えた今、100年後は存在するかわからない。もう、100年後の人間の質を保証できないのだ。

 「古くさいことを言う。」「年寄りは説教臭い。」こういう言葉が顕れ出すのは、古学が衰えた時代である。
勝海舟先生風の毒舌で言わせて頂けば、
古学も修めていねぇ輩が、マーケティング、リスクマネジメント、レバレッジ経営だの騒いでいたって、そりゃ、有明に住んでいるのに、有明が海だったことを知らないのと同じだヨ。」
である。

 有明が元々海だったと知らない知識について触れているのではない。大地震が来たときに、有明は液状化現象を起こす可能性を知らないで住んでいて、それを想像せずに巻き込まれて死ぬ危険性を意識しないのと同じと言いたいのだ。

 古学を学ばず、先端のみを学んで、全てを知った顔をするのは、その先端が崩れた場合に、みっともない姿を露呈する奴がでてくるだとうという危惧である。仮に、彼らを信頼してついてきた人々は一体どうしたらよいのか。まぁ、西洋の中世なら、統治者の首一つ、ギロチンで飛ばせば治まっていた話だが。それじゃ、市民自ら恐怖政治を実行する様なものだ。

 まぁ、こういう時代を招いている日本を見る限り、先端が崩れるという現象が起こらない約束を誰も出来ない。そういう時代に頼りになる人材を育てるのが、古学の良いところだと私は考える。粘り強さと、知恵に富んだ人物を培う土壌になる特性を持つからだ。学んでみなければ、どうしてそう言いきれるのか分からないだろうが。

 勘違いをして欲しくないのは、「大戦直前の教育が良かった」と右翼的な発想を言っているのではない。もっと広い範囲で、日本の2000年の歴史で学び継がれた古学全般をバランス良く学ぶという意味で捉えて欲しい。よく、「古学復興」と言い出すと、「右翼だ、タカ派」だと見識に欠ける連中に騒がれるものだが、そんな連中とは語っている物差しが違う。「だったら、お前達のご先祖代々、全員が侵略国家の住民じゃねぇか。格好つけて、自分だけ違うみたいな顔をするんじゃねぇ」とやり返してやりたいが、そこまでいくと、勝先生の毒舌を超え、佐久間象山先生の癖になってしまうので、そろそろ止めておこう。とりとめないし、その論議は生産性に欠く。

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tag : 古学 瓠洲の思うところ 温故知新 勝海舟 佐久間象山

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