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10 教戦-まず核となる人材を養成せよ 「百戦奇略」より 劉基著 永井義男編訳

 戦いを準備するには、まず兵士を訓練することが必須である。全軍の兵士が、日ごろ離合集散(散開、集中、密集、分散)の陣形を練習し、また坐作進退(停止、開始、前進、後退)の命令を完全に理解していれば、敵との戦いに際しても、指揮官の振る旗印に応じて変化し鉦や太鼓の音に応じて進退を繰り返す。このように全軍が一体となった行動ができれば、戦って勝利を得ないことはない。
 兵法に言う、「訓練もしていない人民を戦わせることは、それこそ人民を捨てるのと同じである。負けることは明らかだからだ。」(『論語』<子路>)


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 自分に一つの組織を任されたとき、これは大切な事だ。平時に訓練や教育を怠って、繁忙時に失敗を繰り返したり、判断ができずクレームが起こるようでは、自分が平時に訓練を行わなかった為だと思い知らされる。反省したい。忙しくなる前に人員増強か、もしくは精鋭教育を行って、共に働くメンバーができるだけ楽に働く事が出来るように布陣するのが、統率者の役目である。平時に訓練をすることを、面倒がる者もいるだろうが、「忙しくなった時に、動けるようになった実感を得られるから、信じて訓練なさい」と説得して教育していくと良いと思う。

 率いる者の力量一つで、束ねられた人間の苦労の度合いは変わってくる。率いられた人間からの信頼を得るには、まず成功事例を挙げる、つまり手柄を立てることである。そして、その手柄における、個々人の働きを一人ずつ賞賛するのだ。「今回の手柄は、君が居なければ不可能だった、○○の時に訓練通りに対処してくれたお陰だ。」と付け加えれば良いと思う。そして、その対価に何かしらの差し入れを自腹で用意する事だ。それでやる気の出た人間には、信頼し、余計な細かい事は指示せずに、思い切って任せる。ただ、仕事のチェックはして、足りない点はフォローする。しかし、信頼を置いている事を常々口にする事。そして、彼にその下の人間を教育させる。『呉子』に説かれる教育法だ。やりがいを感じて、陰日向無く仕事をしてくれる様になるかもしれない。

 仕事を振るにも適正を鑑みて、最も得意とするポジションを与えると、成功経験が増えて、自信もついてくる。仕事に安心感が生まれてくる。それから他の仕事を経験させても良い。
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