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【現代語訳で紹介】交友を択(えら)ぶ3 橋本左内 啓発録(15歳に著す)より

 さて、すぐに心やすくなれる損友とは違って、益友というのは実に気遣いなもので、交際する上では、ときどき面白くないこともある。しかし、その点をよく考えねばならない。益友が自分にとって益友なのは、まったくその気遣いなところにある。『考経』にひゃ、「争友があれば、無道の人物でも名声を失うことはない」と書かれている。争友とは、自分の悪いところを遠慮無く注意してくれる友、すなわち益友のことである。自分の過ちを指摘し、戒め正してくれてこそ、自分では気がつかない誤りや不足な部分を改め補うことが、可能となるのである。従って、益友からそのような忠告を受けることを嫌うときは、君主の地位にある者がその不正を諫めてくれる忠義の家臣を嫌い遠ざけるのと同じく、最後には刑罰に処せられ、思わぬ災難を招く結果になりかねない。
 ここから、益友への「気遣い」という言葉が出てくる。この交際は、もはや師弟関係に近いのだ。
そして、油断ならない緊張感を持った、交友関係である。

 面白くない場合もあると書いてあるのは正直である。
しかし、それが悪意ではなく、善意から出た諫言かどうかは、左内氏くらいの人物であれば見極められただろう。
なにしろ、『考経』には、「争友があれば、無道の人物でも名声を失うことはない」という、
原理を日常生活に取り入れる見識があるのだから。

 経書から学び、其れを日常生活に生かす活学を15歳にして行っているのだ。
しかも、暗君の例を挙げて。

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tag : 橋本左内 啓発録 人間学 心得 交友を択ぶ

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