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「人の徳を信用して・・・」 植村正久 「信用は進歩幸福の源なり」の一節

 人の徳を信用して之が自由に活動すべき余地を与ふるに非ざれば、社会は決して善良なる様を呈する能はざるなり。

   不信用が人間社会に及ぼす害毒は、実に恐るべきものがある。男女間のことに例をとっても、日本の社会は、男女全く相信用しがたい組織となっている。七歳にして席を同じうせずなどという庭訓が、どれだけ、男子を放恣にし、女子を荏弱(じんじゃく)にしたか、その弊害おそるべきものがあった。人の徳を信用して、これに自由に活動すべき余地をあたえるのではなくては、社会は決して善良円満に発達しないものだ   


日本名言辞典 (1969年)
 性善説性悪説。どちらも人間の内にある性だと私は思い、どちらも否定はしない。だから、人の罪を必要以上責める気がしない。ただし、命に関わる事は別次元であるが。

 人の徳を信用して之が自由に活動すべき余地を与ふる

 信じるのは人の徳である。其の人間の全てを信じるのは危険であり、人の思考を止めてしまう。
かつて可愛がった小熊が、しばらく会わない内に成長して、愛でようとして殴打され死んだとする。
これは誰が責めを受けようか。その本人であろう。
これと同様、人間には尊い内面性と、醜い自己のみを守ろうとする自己も共存している。

 其の瞬間、その相手が、徳に満ちた状態なのか、邪心に身をゆだねている状態なのか。
これを見極める、「洞察力」「人間力」「心眼」と、表現は様々であるが、それを培わずに、
人を安易に受け容れる事は、現代社会に於いては悲劇に繋がることもある。

 これの繰り返しが人生であるが、せめて家族だけは信じたいというのが理想であるが、娘を暴漢する父親が存在する事などから、これすら危うい。人間という生き物は、そういうものなのかも知れない。

 しかし、己が相手に信用してもらうためには、善良であり、邪悪な面も、両方さらさなければならない。出なければ、片手落ちである。それでようやく、相手は安心するのだ。

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genre : 学問・文化・芸術

tag : 徳性 性善説 性悪説 両面性の肯定

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