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第六 六守編 「六つの守り」「三つの宝」 六韜より

 文王太公望にたずねた。
「国の君主となり、人民の主となりながら、その地位を失うのは、なぜか」
「ともに政治にあたる人物をよく選ばないからです。そこで”六つの守り""三つの宝"というものがあります」

「"六つの守り"とは、何を言うのか」
 太公望が答えた。
、謀。この六つを身につけた人物のことです」
「そういう人物を選ぶにはどうすればよいか」
 太公望が答えるには、
「金を与えてみて、人を踏みつけにしないかどうか。高い地位につけてみて、人を見下さないかどうか。重い責任を与えてみて、それをやり遂げるかどうか。仕えさせてみて、隠し立てをしないかどうか。危険な目にあわせてみて、尻込みしないかどうか。問題を処理させてみて、途中で投げ出さないかどうか。これを観察するのです。
 金を与えても人を踏みつけにしないのは、のある人物です。高い地位につけても人を見下さないのは、のある人物です。重い責任を与えてもあくまでやり遂げるのは、のある人物です。仕えさせてみて隠し立てをしないのは、のある人物です。危険な目にあわせてみても尻込みしないのは、のある人物です。問題を処理させてみて途中で投げ出さないのは、謀のある人物です。

 また、君主は"三つの宝"を人に貸し与えてはなりません。そんなことをすれば、たちまち君主としての権威を失ってしまいます」
 文王がたずねた。
「その"三つの宝"とは、何を言うのか」
 太公望が答えるには、
「農、工、商の三つを言います。農民が農耕に励めば、穀物の不足することはありませんし、工人が仕事に励めば、器物の不足することはありません。また、商人が商売に励めば、財貨が国中にゆきわたります。三者がそれぞれに生業に励むなら、他国に逃げていく者もいなくなり、みんなが平和な生活を楽しむことができます。そうなれば、臣下のほうが君主より豊かな生活をしたり、国都よりも地方の町が栄えたりすることもなくなりましょう。要するに、"六つの守り"がしっかりしていれば君主の地位は安泰であり、"三つの宝"がそろっていればその国は栄えるのです」

六韜・三略 (全訳「武経七書」)

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tag : 六つの守り 三つの宝 六韜 太公望 文王

良匠は材を上将は士を弃(すて)ず 武田家百目録より

一多少の家来を召仕ふ心得あるもの、得手ふゑて見分、それゝゝ用事を申し付けべし、不得手の用事申つけ、ふ応我心にてはら立ハ、主人を僻る也、何なりとも人に勝れたる事有るものハ、既に楠正成常には無益の泣男扶持し置て、一戦に大功を立たり、良将は人をすてす、良匠は木をすてすといふなり

 多少の家来を召しかかえる武将に「心得」がある。家来の得意とする仕事や性格、不得意とする者をよく見きわめその上で、得意の仕事を申し付ける。

 家来に不得手の仕事を言いつけておいて、自分(主人)の思ったようにならないからといって腹を立てたのでは、家来は主人を僻むというものである。

 どんな人にも、その人の短所長所はあるものである。南北朝時代の名将といわれた楠木正成(大楠公)は、ふだん戦いには全く無縁の泣き男に扶持米(食料・給与)を与え、いざ合戦に、この泣き男を使い苦戦を戦勝に導いたという、信じられない話もある。

 立派な大将は人の使い方にすぐれている。名匠と言われる大工は、木材の良し悪し(質)によって使う場所を考え、悪い材料だからといって捨てるようなことはしない「良匠は材を棄つることなく、名君人は棄つることなし」という教えである。

武田家百目録より 武田神社にて販売

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tag : 武田家百目録 楠木正成 泣き男 人材活用 短所 長所 奇略 奇計

楠木正成の旅の十禁 武田家百目録より

一旅行にて撰同道之人者、

 朝寝を好人 近道好人 甚酒好人 美食好人 女色好人 威勝成生人 短気なる人 我慢強人 言咎する人 夜道を好人

是を旅行の十禁と、楠正成立て早瀬右衛門を鎌倉へ間者に下次砌、教諭しける、手前何程慎みても、同道のために難儀するはつ稔なり


旅行をするとき、同道者を選ぶのに、次の十の禁止事項を守るようにせよ。

①朝寝坊の者 ②近道を好む者 ③大酒飲みの者 ④うまい者を食べたがる者 ⑤女たらしの者 ⑥やたらにいばりたがる性分の人 ⑦気の短い人 ⑧(我慢強い)とあるが、その逆で弱い人 ⑨人をやたらに責め立てる人 ⑩夜道を歩きたがる人

以上十項目を、「旅の十禁」といい、むかし楠木正成は、早瀬右衛門を間者として鎌倉に差し向けたとき、この「十禁」を守る様に命令、よくいい諭した。


武田家百目録 武田神社にて販売

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tag : 武田家百目録 楠木正成の旅の十禁 間者 心得 同道者

国家のために命をかける-天下のための志 坂本龍馬 龍馬語録

乙女、おやべ宛て・慶応三年(1867)六月二十四日

 私を以て利をむさぼり、天下国家の事おわすれ候との御見付のよふ存ぜられ候。又、御国の姦物役人ニだまされ候よふ御申こし。右ニケ條はありがたき御心付ニ候得ども、およバずながら天下ニ心ざしおのべ候為とて、御国よりハ一銭一文のたすけおうけず

(私事として利を貪り、私が天下国家のことを忘れているとご覧になられているように思われます。また、土佐の悪役人に騙されているとおっしゃいます。それらはありがたいお心遣いですが、微力ながら天下のために志を抱いてのことで、土佐藩からの援助は一切受けていません)


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tag : 坂本龍馬 龍馬語録 海援隊の活動 土佐藩の援助 志は天下のために

もし命があるなら-露の命ははかれない 坂本龍馬 龍馬語録より

姪 春猪宛て・慶応三年(1867)一月二十日

私ももしも死ななんだらりや、四五年のうちにハかヘるかも、露の命ハはかられず

(私ももし死ななかったりすれば、四、五年のうちには帰るかもしれませんが、露のようにはかない命をはかることはできないよ)


龍馬語録

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tag : 坂本龍馬 龍馬語録 春猪 私ももしも死ななんだらりや、四五年のうちにハかヘる

金がなければ-金の尻で先生を煩わせる 坂本龍馬 龍馬語録より

下関大年寄 伊藤助太夫宛て・慶応二年(1866)十二月二十日

龍馬も今日ハ金がなけれバ其尻りハ伊藤先生おわづらハせんんとす

(この龍馬も今日は金がないので、その支払いで伊藤先生を煩わせようと思います)


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tag : 坂本龍馬 龍馬語録 伊藤助太夫 龍馬も今日ハ金がなけれバ其尻りハ伊藤先生おわづらハ

天下の人物とは-維新を動かした人脈

権平、親類一同宛て・慶応二年(1866)十二月四日

徳川家ニハ大久保一翁勝安房守
越前にてハ三岡八郎長谷部勘右衛門
肥後ニ   横井平四郎
薩にて   小松帯刀西郷吉之助
長州にて 桂小五郎高杉晋作


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tag : 坂本龍馬 人物評 大久保一翁 勝安房守 三岡八郎 長谷部勘右衛門 横井平四郎 小松帯刀 西郷吉之助 桂小五郎

仕禄を求めず-苦労覚悟で天下をめぐる

溝淵広之丞宛て・慶応二年(1866)十一月

是小弟長く浪遊して仕禄を求めず半生労苦辞せざる所

(この龍馬が長く流浪して仕えず、禄を求めないで半生を苦労するのは覚悟のうえだ)


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tag : 是小弟長く浪遊して仕禄を求めず 半生労苦辞せざる所 坂本龍馬 宮仕え 禄を求めない 肩書き無し 大いに共感

【閑話休題】お返事猫



 猫類は、言語形態は違うけど、意思疎通はできるらしい…
と言う事は、ヒョウやライオンも共に暮らしていれば、お返事動物になり得ると言う事か?
是非、大型猫類で試してみたい。

 鳥類、犬類でも同様の現象はみられている。霊長類は間違いなくできるだろうな。

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tag : お返事猫

心の支えお龍-危ないときに助けてくれた女性 坂本龍馬 龍馬語録より

乙女、おやべ宛て・慶応元年(1865)九月九日

 私のあよふき時よくすくい候事どもあり、万一命あれバどふかシテつかハし候と存候。此女乙女姉をして、しんのあねのよふニあいたがり候。乙大姉の名諸国ニあらハれおり候。龍馬よりつよいというひよふはんなり

(私が危ないときによく助けてくれたこともあり、もし命があればどうにかしてそちらに遣わそうと考えております。この娘は乙女姉さんを本当のお姉さんと呼んで会いたがっております。乙女姉さんの名は全国に轟いております。私より強いという評判ですよ)


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tag : 楢崎龍 於龍 お龍 坂本龍馬 寺田屋事件 三吉慎蔵

天下か家族か-天下は家と比べられない 坂本龍馬 龍馬語録

河原塚茂太郎宛て・文久三年(1863)八月十九日

天下の事ニ引くらべ候得バ一家の事ハかへり見るにいとまなし

(天下のことに比べれば、家のことなど振り返って見る暇はない)


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tag : 坂本龍馬 名言 書簡 龍馬語録 天下の事ニ引くらべ候得バ 一家の事ハかへり見るにいとまなし

はちきん-男より強い乙女

乙女宛て・文久三年(1863)八月十四日

此人ハおさなというなり。本ハ乙女といゝしなり。今年廿(にじゅう)六歳になり候。馬によくのり釼(けん)も余程手づよく、長刀も出来、力ハなみゝゝの男子よりつよく

(この人は佐那と言います。幼名は乙女です。今年二十六歳になります。馬に上手に乗り、剣も強く、なぎなたもできて、力は普通の男より強く…)


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tag : 坂本龍馬 千葉佐那 はちきん-男より強い乙女 恋愛

油断は禁物-ちょっと言ったことでも誤解される

乙女宛て・文久三年(1863)五月十七日

まづまづあいだがらへも、すこしもいうては、見込のちがう人あるからは、をひとりニて御聞おき

(まずまずの間柄であっても、ちょっと言ったことでも誤解してしまうような人もいるから、自分の中にだけで留めて置いてください)

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tag : 坂本龍馬 坂本乙女 書簡 まづまづあいだがらへも、すこしもいうては、見込のち

【陽明学研究会】塀の中のオキテ

 今日は夕方より、陽明学研究会に参加させて頂いた。

 そこで、一般の世界に生きる人間では知らずに一生を終えるであろう、強烈な事実を聴かせて頂いた。
ただ、これを公言することは、色々な方への迷惑になる話題であるから具体的には語らないが、世の中の見え方が変わる。しかし、その根底には、人間社会の裏のオキテやインモラルという普遍性が流れている事を実証している。ただ、その講師の方の眼は、非常に美しく、心は純粋であった。それが、彼の人生で起きた結果の現在を、全て物語っていた。私の目つきは、ああではないと思う。

 その会の後の懇親会が楽しく、先生自身もかなり面白い方だし、周囲の方も明るい方ばかりで初回でも楽しい時間を過ごす事が出来た。

 懇親会の中盤、先生からある一言を告げられ、「…また我が身は…引き寄せたか…」と悟った。
偉人の生涯を漫画化して、若い世代に読んで貰うプロジェクトを商業ベースで行う企画をお手伝いさせてもらう事になった。
私のしてきた、古人の言や偉業を現世に蘇らせる作業の延長線に存在している事業とも言える。
しかし、その対象となる偉人に対する知識は、まだまだ素人だ。
ただ、真田の時と言い、今回と言い、仕事を辞めてから色々なご縁を吸い寄せる身となっている。

 今度の企画は失敗が許されない。コンセプト立案、脚本製作、作画者、全てに於いて、世間に認められるレベルを求められる。深い部分は出版社がやってくれるにしても、基本設計は自分たちで行わなければならない。変なNPO興すよりも、知識の為になるし、長期戦で望めるし、良い条件とは言える。しかし、失敗すれば、多くの損益を出版社に負わせることとなる。負けてはいけない戦。超責任重大である。

 縁尋機妙 多逢聖因…唸らされる毎日だ。せっかく与えられた機会は活かさないと。
しばらくは、真田、陽明学の二足の草鞋となりそうである。まぁ、不可欠な昼寝する時間は自分で調節しよう。
荒川区の偉人の発掘を早々に終わらせて、方向転換しておかないと、陽明学へはかかれない。

 まぁ、真田昌幸公のご加護で、また良い時期に適材が現れて…という展開に期待したい。(笑)
運も、大事ですよ?!

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tag : 陽明学 王陽明 塀の中

永遠の精神-魂は時を超えて受け継がれる 坂本龍馬 龍馬語録より

<月と日の むかしをしのぶみなと川 流れて清き 菊の下水(したみず)>

(湊川をみていると、天皇家のために清く忠義を尽くした楠公(なんこう)のことなど、昔の月日がしのばれる)


龍馬語録

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tag : 坂本龍馬 生き方 楠木正成 尊皇思想 湊川

師を選ぶ-日本で一番の先生 坂本龍馬 龍馬語録より

乙女宛て・文久三年(1863)三月二十日

日本第一の人物勝麟太郎殿という人にでしになり、日々兼而(かねて)思付所をせいといたしおり申候

(日本第一の人物である勝海舟先生という人の弟子になり、つねづね思い描いていたことに精を出して励んでおります)


龍馬語録

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まほろばの泉様の「侠客が郷に入ること」を読んで

とても安岡先生の人物像が浮き彫りになる話で、面白い話だったので、引用させて頂く。
まほろばの泉様

以前、安岡正篤氏と恩師の席のことだった。大勢の参会者があったが懇話しているときに凝視せざるを得ない容像の人物が近寄ってきて慇懃に頭を垂れた。
大柄ではないが強固な体躯で白髪、目じりが細く荒ぶれた様子はないが、畏怖を感じるような落ち着きがあった。

いつものことながら安岡氏は丁寧な礼を返していた。どうも安岡氏の傍にいると政治家、財界人、官僚、浪人、侠客など人別をこだわらない、しかもその道の人物が近寄ってくる。

(中略)

安岡氏は人物を身形、地位、学校歴、財力では量らなかった。つまり人物の器量をそのようなモノでは観なかった。小生にも都度、「無名でいなさい」と説いた。
器量に沿わない役割をもつといらぬ苦労をする。維持する為に肩を張り、ときには心にも無い虚言を弄す。
「これでは道を極めることは出来ない。自分の特徴を知ったら伸ばすことだ。またその目的が人と変わっていても恐れることは無い。そのための勉強だ」

冒頭に挙げた人物もそうだった。ただ「神戸の柳川です」と言っただけだったが、それだけでも充分だった。何を稼業としているのか、国別、出身は。学歴や地位は、あるいはその所属しているとしたら大きいか、小さいか、はたまた有名か、応答には何も無かった。
両者には棲む世界は違っても相手の矜持を超えない簡潔で実直な応答があった。

(中略)

世間には色々な稼業や職分がある。縁があって何処に棲もうが変わらぬ座標であり、良質の習慣性がある。

その一つに或る侠客の姿がある。
短気で、粗暴だが人情に厚い人物が縁あって侠客という名がついた。揉め事の仲裁もあるが稼業同士のいさかいもある。ある抗争とよぶいさかいがあった時、大勢の町の人たちはその侠客の家に集まりその親分を守ろうとした。゛町の人゛といっても荒ぶれた人を想像するが、みな普通の人だ。なかには「素人のほうが刑が軽いので私が行く」と興奮する者もいた。親分はやんごとなき問題への意地だが、町の人は日頃世話になっている親分へせめてものお返しだった。これは、本当にあった話である。

(中略)

ヤクザにしておくのはもったいない、とは聞くが、町の人に慕われ応援され、特殊な世界で特徴ある才を発見して伸ばすのもその世界の特殊性でもある。

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tag : 侠客 安岡正篤

【痛快女傑の教育者・倉石貞子さん81歳】やはり志高い方は、年齢に関係なく元気がよい

こちらのニュース記事にて紹介した、「交流・文化施設整備について考える会」の倉石貞子代表(81)と、事務局長の丸山様、両名の方、電話で対談させて頂いた。これも、東信ジャーナル様のご厚意による物である、ここで、改めて御礼申し上げます。

 事務局長の丸山様は、上田市の世情についてかなり通じて居られ、
市民の政治提言組織をまとめておられる方で、正常な感覚で上田市の現状を危惧されている。
しかし、市町村合併で得られた税金というか借金というかで、その利用方法に問題意識を感じて、
今回、女傑・倉石貞子様を戴いて会を発足させることになったそうだ。

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tag : 交流・文化施設整備について考える会 倉石貞子さん 丸子 教育者 女傑の教育者

【今日閃いたこと】教育者を教育する事 気骨と胆力を育てる

 まず、あるニュースの文面を紹介します。

リンクから来た教職者の方は、以下の文章を実体験で味わっているでしょう。
私の学んできた学は、日教組からは邪道、私の師匠も日教組批判を公然としていました。
しかし、それは中庸の教えに完全に背きます。良ければ興味本位で、続きも読んでいって下さい。
純粋に力になりたいのです。

「教員:試用期間の退職、過去最多の315人 3割は精神疾患--08年度」

 1年の「試用期間」のうちに、教壇を去った公立学校の新人教員が08年度は過去最多の315人(前年度比14人増)に上ったことが、文部科学省の調査で分かった。うち約3割の88人は精神疾患を理由に退職していた。文科省は「イメージと現実とのギャップで自信を喪失し、うつ病などになるケースがある」とし、相談相手となるべき先輩教員らの支えや目配りを求めている。

 315人のうち依願退職者は304人(前年度比11人増)。病気が理由だったのは93人で前年度より10人減ったが、5年前の10人、10年前の5人と比べると急増ぶりが際立つ。文科省が今回初めて精神疾患の人数を調べたところ、「病気」の95%を占めた。


 私は正直に言って、これまで子供達の教育に徳育を取り入れて、人格者を育てる事を考えてきた。
しかし、それよりも深刻な問題が起きているのだ。せっかく教師を志したのに、心が折れてしまい、挫折する将来の教育者達。こちらの方がもっと取り返しの付かないことになる。それと、教師自身の抱えるストレスによる精神疾患

 ここから、暴力的発想で、「精神的に病んだ教員に子供を教育させるのは如何な物か?」というのは違うと思う。教師自身に気骨を培って貰い、教師自身に「人としての道」を説いていくことで、それが子供達に繁栄されていくし、一人で辻説法をするよりは余程効果的であると閃いた。この程度の閃き、何千人もの人間が気がついたであろう。でも、私には、教師、子供、両方を救う為の教養として道徳を教える手段を、今日から考えていく。

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tag : 教師の救済 教師の鬱病 精神疾患 解決 急務 気骨

古学を疎かにしてはいけない

 よく、最近では、近代科学的理論に基づいた学問がよく発達し、古学を学ぶことがおそろかになっている。
それは、古学を教えられる人物が減ってしまったこと。それから、古学を教える者に偽物が増えてしまったことが一因でもある。それから、近代学問は、生活する為に即効性のある物が多く、それにすがりがちになるのである。

 しかし、人間は生きて100年。その100年だけの事を考えるなら、近代学問だけ学んでいけば事足りるかも知れない。しかし、つい100年前まで学び継がれた古学が途絶えた今、100年後は存在するかわからない。もう、100年後の人間の質を保証できないのだ。

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tag : 古学 瓠洲の思うところ 温故知新 勝海舟 佐久間象山

評論→「否定と批判」の混同

 評論とは、「物事の価値・善悪・優劣などを批評し論じること。」
 
 否定とは、「そうではないと打ち消すこと。また、非として認めないこと。」

 批判とは、「物事に検討を加えて、判定・評価すること。人の言動・仕事などの誤りや欠点を指摘し、正すべきであるとして論じること。」

 さて、これらの言葉の違いは明白で、評論から転じて、否定批判に移行していくのだが、近頃は否定する人間が多い。

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tag : 言葉の意味 人間学 生き方 批評家 否定 批判 意味の違い 創造 坂本竜馬 勝海舟

【利他の精神】他者の為にはかる

 良かれと思い、他者への情をかけた結果、不幸な結末になったり、むしろ情を掛けない方が良かった場合がある。しかし、それ自体は、尊く、行為に臆する必要は無い。ただ、よくよく他者の立場や状況を客観的に考えて、力を貸す配慮をしなければ、絶妙の時期での助けにはならない。

 自己の生活が成り立っていなくても、他者の為にはかる人は居る。そう言う人は、「奇特」と呼ばれる。
しかし、奇特な人物とは、そうせずには居られない性分の持ち主なのだ。
だから、我が生活を差し置いてでも、他者を救うことが出来る。
家族には迷惑を掛けるのだろうが、こういう心情は尊い。

 最後に、情を掛けること自体が目的になっている人物は気を付けねばならない。
それは、見返りを求める危険性のある予兆だ。その瞬間は一切邪念が無くとも、
施した後になって、ふつふつと湧いてくる場合があるのだ。そこを気を付けた方が良い。

 本当に人をはかりたいと思う心情は、「大人が稚児が崖に近づくのを見ては居られない」心情に似ていると、どこかの本で読んだことがあった。それが本物なのだろう。

 此を記すが、別に、読者の方に人を助けなさいとは勧めるつもりは無い。
ただ、施すにも、助けるにも、礼儀が存在し、時機も得なくてはならない事だけ知って頂きたかった。
そして、尊い利他の精神が、欲する心に変貌する恐れのある精神であることも承知して欲しかった。

 表裏は一体なのである。

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tag : 人間学 生き方 心得 人の為 利他

何もしないこと

BlogPet 今日のテーマ 休息も必要です「疲れた時の気晴らし方法は?」

 私は、最近、「何もしないこと」「何もしない努力」というものの大切さを感じる。そして、「何の役にも立たないこと」「世間的に無意味に見えること」の必要性も同じく感じている人間は志が高い人ほど、強い使命感を持つもので、常に先を読んで進んで人を率いることが多い。これはこれで大切なのだが、こういう人物にも、「何もしないこと」という概念を是非持って欲しいと思う。経験上で、突き進んでいるときの自分は、多くのものを見失っていることが多かった。それを思い出せるのは、何もしないときだったりする。とても贅沢な時間の使い方なのだ。好きな場所で、携帯電話の電源を切り、好きな飲み物でも菓子でも良いから、満たされ、何も欲望が生まれない時間を作ることの大切さがあると思う。 「禅」の世界では、よく説明されるが、そんなに難しく考えず、敢えて「惰民」となる時間を持つ。其の時間の後に、現実に戻ってみると、一皮剥けた様な感覚になるものだ。経験してみないと分からないのだが、そういう感覚も世の中に存在することを、忙しい現代社会の人々に知って欲しいと思った。 時代の流れの中で一旦足をとどめ、自分の立っている場所、それから周囲の環境がよく見えてくることすらある。

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tag : 人間学 生き方 何もしない 一皮剥ける 空虚

何もしないこと

 私は、最近、「何もしないこと」「何もしない努力」というものの大切さを感じる。
そして、「何の役にも立たないこと」「世間的に意味に見えること」の必要性も同じく感じている。

 人間は志が高い人ほど、強い使命感を持つもので、常に先を読んで進んで人を率いることが多い。
これはこれで大切なのだが、こういう人物にも、「何もしないこと」という概念を是非持って欲しいと思う。

 経験上で、突き進んでいるときの自分は、多くのものを見失っていることが多かった。
それを思い出せるのは、何もしないときだったりする。とても贅沢な時間の使い方なのだ。
好きな場所で、携帯電話の電源を切り、好きな飲み物でも菓子でも良いから、
満たされ、何も欲望が生まれない時間を作ることの大切さがあると思う。

 「禅」の世界では、よく説明されるが、そんなに難しく考えず、敢えて「惰民」となる時間を持つ。
其の時間の後に、現実に戻ってみると、一皮剥けた様な感覚になるものだ。
経験してみないと分からないのだが、そういう感覚も世の中に存在することを、忙しい現代社会の人々に知って欲しいと思った。

 時代の流れの中で一旦足をとどめ、自分の立っている場所、それから周囲の環境がよく見えてくることすらある。

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tag : 人間学 生き方 何もしない 一皮剥ける 空虚

西洋と東洋の人間学の違いは端的に言って何か?

 これは、全てを包括して二分割した結果に導き出した考えでないことを、先にご承知していただきたいです。

 東洋的な人間学というのは、内へ内へと深めようとする傾向がある。

 西洋的な人間学の傾向は、他個から如何に見られるかを意識する。

 こうした二つの潮流があるように感じられた。
細分化していけば、その学説ごとに違いは沢山あるだろうが、傾向としてその様に伺えた。

 安岡正篤先生の忠告していた、西洋の哲学だけでは、分裂症をきたすといった注意は、
上記の傾向がある限りは、要らぬ不安を抱き続けるところにあるからではないか。

 だから、東洋西洋、両方の哲学や人間学を両方学ぶことの大切さを説かれたのだと思う。
日本の精神的潮流は、東洋的というよりは西洋的になりつつあるように見える。
だから、ブランドが流行ったり、それで儲ける人間が存在できる。
そして、「自分にしかない才能の開花」という安逸に進んでいく。
一見は東洋的であるが、「自己」と「他個」を区別して考えるところから、既に西洋的なのである。

 私は、どちらも修めるのが正解だと思う。偏らずに、食わず嫌いはやめて、両方学ぶべきだと思う。
他国や社交の場では西洋で培われた人間学は役に立つ、しかし、自分に還る瞬間を持つ為には東洋人間学が必要となるからである。現代人には両輪なのだ。

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【墓参り】西浅草・天獄院 細井平洲先生の墓所

 これから、白檀香を買いつつ、西浅草にある天獄院さんへ行って、
初めての細井平洲先生のお墓参りをしてきます。
近いのに行く事が出来なかったので、其れをお詫びしつつのお参りになります。
どんな仏花を好まれるだろうか…

 現在進めている、真田家のプロジェクトと並行して、信州の山田方谷と思っている人物の脚本を書き始めようと思い、その報告をしてきます。

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tag : 細井平洲 天獄院 墓地 墓所 墓参り 西浅草

人物に学ぶ2 安岡正篤 安岡正篤一日一言

 人物の研究というものは抽象的な思想学問だけやっておっては遂げ得られないものです。どうしても具体的に、生きた優れた人物を追求するか、出来るだけそういう偉大なる人物の面目(世間や周囲に対する体面・立場・名誉。また、世間からの評価。)を伝え、魂をこめておる文献に接することであります。

 その点古典というものは歴史の篩(ふるい)にかかっておりますか特に力があります。

 つまり私淑する人物を持ち、愛読書を得なければならぬということが人物学を修める根本的、絶対的条件であります。

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人物に学ぶ1 安岡正篤 安岡正篤一日一言より

 人物学を修める上において、ここに捨てることの出来ない見逃すことの出来ない二つの秘訣がある。
 それは極めて明瞭であって、第一に人物に学ぶ事であります。つまり、吾々の出来るならば同時代、遡って古代、つまり古今を通じて、凡(およそ)そ優れたる人物というのを見逃してはならない。出来るだけ優れた人物に親炙(しんしゃ・親しく接してその感化を受けること。)し、時と所を異にして親炙することが出来なければ、古人に学ぶのである。


安岡正篤一日一言―心を養い、生を養う

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【現代語訳で紹介】交友を択(えら)ぶ4 橋本左内 啓発録(15歳に著す)より

 益友を見定めるには、その人物が厳格で意志が強く正しいか、穏和で人情あつく誠実であるか、勇気があり果断であるか、才知が冴えわたっているか、小事に拘泥せず度量が広いかという五つの点を目当てにすればよい。こうした人物は、いずれも交際する上では気遣いが多く、世間の人からは甚だしく嫌われているものである。それとは反対に損友は、他人に諂い媚び、気に入られるように阿ることを専らとして、小利口で落ち着きが無く、軽々しくいい加減な性質のものである。

 こうした人は、いずれもすぐに心安くなれるので、世間のつまらぬ人々がその才知や人柄を誉めるものであるが、聖賢豪傑になろうと志すほどの人物は、友人を選ぶにあたって、彼らとは違った厳しい目を持たねばならない。

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【現代語訳で紹介】交友を択(えら)ぶ3 橋本左内 啓発録(15歳に著す)より

 さて、すぐに心やすくなれる損友とは違って、益友というのは実に気遣いなもので、交際する上では、ときどき面白くないこともある。しかし、その点をよく考えねばならない。益友が自分にとって益友なのは、まったくその気遣いなところにある。『考経』にひゃ、「争友があれば、無道の人物でも名声を失うことはない」と書かれている。争友とは、自分の悪いところを遠慮無く注意してくれる友、すなわち益友のことである。自分の過ちを指摘し、戒め正してくれてこそ、自分では気がつかない誤りや不足な部分を改め補うことが、可能となるのである。従って、益友からそのような忠告を受けることを嫌うときは、君主の地位にある者がその不正を諫めてくれる忠義の家臣を嫌い遠ざけるのと同じく、最後には刑罰に処せられ、思わぬ災難を招く結果になりかねない。

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