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吉原での喧嘩沙汰のくだりから・・・ 勝小吉 夢酔独言より

口語調で漢字や表現が曖昧な為、私が現代語で要点だけ訳す。

 浅草市で、多羅尾七郎三郎と男谷忠次郎と、その他、5,6人で行ったときは、二尺八寸の刀を差していた。
雷門内は混み合っており、侍が多羅尾の頭を摺り子木でぶったから、俺はそいつの羽織を抑えたら、摺り子木でまた俺の方をぶちやがったから、刀を抜こうとしたら、つっかえたので、「片っ端から切り倒す」と大声上げたら、通りの人がばっと散ったので、抜き打ちにその侍の逃げるところをあびせたらば、間合いが遠くって、切っ先で背筋を下まで切り下げたから、帯が切れて、大小拵え、懐の中の物も全て落として逃げていった。
そうすると、伝法院の辻番から棒を持って一人出てきたから、二、三回刀を振り回してやったら、往来の者が半町ばかり散ったから、大小拵えと鼻紙入れを拾って、辻番の中へ投げ込んだ。

 大勢の混み合い場では、長刀も善し悪しだな思った。多羅尾は禿げていたから、頭に傷が付いてしまった。それから、だんだん喧嘩をしながら両国橋まで来たが、その晩は何も他には仕事が無いので家へ帰った。


夢酔独言 他 (平凡社ライブラリー)

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theme : 思うこと
genre : 学問・文化・芸術

tag : 夢酔独言 勝小吉 浅草 喧嘩沙汰 勝海舟の父 伝法院 江戸時代 爆笑

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