女人に五徳というものがある。
第一は「平素人と争競せず」。
武家社会で婦人に社交を戒めた事には深い意味がある。
とかく無教養な婦人ほど社交に出ると他人と比較争競したがるからだ。
人と争い競わぬというのは男女を問わず大切な徳である。
第二に「苦難中怨言無し」。
苦しみ悩みの中にあって怨み言を言わない。
或る人が会社に辞表を出して帰ってきた。
妻に一言、「辞表を出したよ」と言うと、
彼女は言下に「それじゃまたお好きな魚釣りができますね」と言ったという。
これは嬉しい。かくあるのが本当の女性だ。
第三は「飲食を節す」。これは美徳だ。
牛飲馬食の女性ではいささか興が冷める。
第四が「事を聞いて驚喜せず」。
激情を露わにせずに、しっとりと落ち着いているのがよい。
第五は「よく尊敬す」。
何事によらず尊敬することを知るというのは尊い徳だ。
人間がこれあるによって進歩する。 【“「女人五徳」 照心語録 五計 より ”の続きを読む】
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仕事というものはその内的価値観から四つに大別する事が出来る。
一つは我々の欲望や才能からする仕事で、これは単に事業という。
事業にその人の尊い人間内容がにじみ出てくるとこれを徳業という。
それが更に徹底した人間の真理に結びつくようになると道業となり、
ついに自然と人間とを一貫して反映せしむるようになるとこれを天業という。 【“「天業」 照心語録 歴史に学ぶより 安岡正篤著”の続きを読む】テーマ:文明・文化&思想 - ジャンル:学問・文化・芸術
宗教という時、そこには自ずから道徳を含み、
道徳という時、また内に宗教を含んでいる。
道徳なき宗教、宗教なき道徳は誤れるものだ。
宗教と道徳が深く結ばれているほど、真の宗教であり道徳である。 【“「真の宗教」 照心語録 安岡正篤 宗教と道徳より”の続きを読む】テーマ:文明・文化&思想 - ジャンル:学問・文化・芸術
学問・求道では特に心を活かすということが大切だ。
これを機慧とも敏慧ともいう。
単なる論理的頭脳ではなく、活きて心が閃く、機をとらえて活かすことだ。
孔子もしばしば論語に"敏"ということを説いている。 【“「機を活かす」 照心語録 安岡正篤 自ら反るより ”の続きを読む】テーマ:文明・文化&思想 - ジャンル:学問・文化・芸術
人間にとって「獨(独)を抱く」ことは非常に大切なことだ。獨とは単なるひとりではなく、相対に対する絶対の境涯を示す。つまり群衆に伍する、ものに混ずることなく、自己に徹するということだ。人は自己の絶対に徹して初めてあらゆる相対に応ずることができる。
安岡正篤 【“「獨を抱く」 照心語録 安岡正篤 自ら反るより”の続きを読む】テーマ:文明・文化&思想 - ジャンル:学問・文化・芸術